これはホラーなのかと思いながら見ていたけど、絶望からの脱出ゲーム。アニメであんなにドキドキしながら見たのは久しぶりだった。

原作マンガも読んだけど、アニメもよかった。 ギャグSFだと軽く見ていたけど、ストーリーがよく寝られていて、まったく飽きない。次から次へと新しい事実がわかっていく構成もいい。

ぜんぜん本を作る話になっていかないもどかしさがおもしろい。

カバンちゃんといっしょに世界観を楽しんだ。動物の得意不得意もキャラクターにしっかり反映しているし、それでみんな認めあって、助けあって生活している。 カバンちゃんの鞄の中身はなんなんだろう？　いつか出てくると思ってたけど、最後まで鞄は背負ったままだった。

最後まで見たけれど、この世界観について行けず、残念だった。 欲望とつながりがテーマなんでしょうか。主要人物以外は、いないものとするいさぎよい表現や尻子玉の表現とかもぶっ飛んでいて嫌いじゃない。 3人のストーリーはいいけど、つながりの象徴としてミサンガとか古くないか？

見始めるとのめり込む渋さがあるけど、気軽に見れないので、最後まで見るのに時間がかかった。 切れ味のいい展開とスパイの緊張感がいい。エピソードは地味目。ほぼ１話完結。その辺もリアルでいい。時代背景もいい。 たぶんD機関って本当にあったと思っている。

「奥様は魔法使い」みたいなホームコメディだと思って見始めたら、超ファンタジーでした。 なかなか濃いエピソードが多くて、気軽に見進めることができなくて、ゆっくり見ました。 ちゃんと夫婦になって、ケンカもするし、立場も対等になっていくので、そこらへんも楽しめました。エリアスが胸を押さえて、いわゆる胸キュンになっているシーンがかわいいではないですか。