岡田麿里は恋愛心情を描くのが恐らくこの世でいちばんうまいのではないか？ただ！今回の主軸は恋愛では無い！ 天気の子と比べるとインパクトには確かにかける作品でした。しかし終盤にかけてのじわじわ攻めてくる感じがとても心地よく心が洗われるような作品でした。 それぞれのキャラクターが今見えていない本当に大切なものに気づいていくお話。まさに空の青さを知るとはこのこと。 声優の方も非常に良く、特に俳優の吉沢亮の2役の演技には脱帽。本当に初声優なのか!?さすがに劣るが吉岡里帆もなかなかの演技で優しいお姉ちゃんをしっかりと表現していました。 しんのが空の青さを知る人よを歌うシーンは歌からの伏線回収のような衝撃。思わず背筋がゾッとする。 派手な感動や、インパクトこそないが心に響く正真正銘の傑作です。